LOVE YOU LIVE(店内ライブ)につきまして
2019年12月までの店内ライブの全日程が出揃いました。このタイミングでひとつの決断をし、発表をします。
こういう事を冷静に、平等にちゃんと伝えるのって本当に難しい。ちょっと長くなりますが、最後まで読んでもらえると幸いです。
自分なりにいろいろ考え、悩みまくった結果なんですが、この年内最後のライブをもって「店内ライブ」から撤退します。
狭い空間ではありながらも、自分の店で繰り広げられる、なんとも贅沢な、生々しく熱いライブの数々に突き動かされて今まで続けて来ましたが、、、正直限界です。
店の営業の延長なので仕事という部分ももちろんあるんですが、綺麗事ではなく、決して儲けの為にやって来たわけじゃない。あくまでも素晴らしいミュージシャン達を紹介したい。知って欲しい。世に出ていないだけでいい歌はたくさんあるんだって。その気持ちだけでやって、、、いや自分が観たいのもありましたが(笑)
でもこの町での自分の影響力の無さもあって、これだけやって来ても広がっているという感覚はほとんどなくて、むしろある一部の方々だけに金銭的にも時間的にも無理をさせてしまっているというのが実情です。
ここからは演者のみなさんが気分を害するであろう話になってしまうと思いますがあえて書きます。
狭い店舗なのでライブが決まった段階で4~5人の予約が入ってくれれば、あとはもう少しこちらで頑張ればいい。でも毎回「0」発進なのですよ。
せっかく来てくれるのにこれじゃ申し訳ないという思いで最後の最後はSNSではなく直接お誘いをするんですが、これがキツいんです。ぶっちゃけいろんな事を言われました。当日、入ったら入ったで「なんだ、いっぱい入ってるじゃん」とか、「来ない来ない詐欺」だとも。
いろんな性格ややり方の人がいるので一概には言えませんが、演者のみなさん、ツアーのスケジュールをただ羅列して、昨夜のライブレポのついでに翌日の本番の情報を載せるだけじゃお客さんは来ませんよ。ブログも同じです。
動員的に厳しいかもと判断してO.A.をお願いするんですが、実際にその日のほとんどのお客さんを呼んでくれているのはO.A.の方で、チャージバックの比率にも疑問を抱かざるを得ないというのが本音です。
それと同時に、日々より強くなって来ているのは「自分の事ももっとちゃんとやらなければ」ということ。年齢的にも残された時間の事を考えるともうヤバい。その事を演奏しながら全国津々浦々を行脚しているツアーミュージシャン達から改めて教わり、考えさせられました。
不定休で自由奔放に見えるであろう自営業ながらも、それでもやっぱり生業としている店の事を優先的に考えてやっては来ましたが、気が付けば開業して早7年。やれていないことを店のせいにも出来ない年数が経ってしまいました。2020年は動きます。なんとか店をキープしながら。
長々とすみません。今の気持ちが誤解なく伝わっていればいいんですが。というわけでVDLの店内ライブもあと4本。あの空間で味わえる最後のライブを是非とも体感しに来て下さい。
◆VDL(時々店主)年内のイベント
https://chotbar-voodoo-lounge.amebaownd.com/posts/7191901
【追記】
※月一の店内イベント『アコギな奴等』は続けて行きます。
※そして矛盾しているかもしれませんが、機材はあるし、ライブが嫌になったというわけではないので、これまでと同様に持ち込み企画には対応しますし、もちろん出来うる限りの告知や協力はします。
【追記 2】
これはちょっと前から考えていた事なんですが、なかなか想いがまとまらずで何度も何度も書き直しました。
『LOVE YOU LIVE(店内ライブ)につきまして』
https://chotbar-voodoo-lounge.amebaownd.com/posts/7246559
どうしても7日(店内ライブ撤退宣言後の初ライブ)になる前にお知らせしておきたかった。それはライブを見ちゃったらきっとまた気持ちがブレると思ったから。
店内ライブがもう嫌で嫌でたまらないわけなんかじゃないんですよ。一度リセットしなきゃならない理由が積み重なったからなんです。
自分もミュージシャンの端くれ。演者の気持ちもめちゃめちゃわかるし、人のライブを観に行くのも好きだからお客さんの気持ちもわかる。自分の店でライブをやり始めて初めてライブハウス側の気持ちがわかりました(笑)そりゃノルマもかけたくなりますよね。
動員数の為に観たくもないのに無理やり連れて来られた人のいる会場の空気ってなんか気持ち悪いんですよね。自分はそれがわかっちゃうから居たたまれない。(それがきっかけになることももちろんありますが)
かといって10人集めるのが毎回毎回本当に大変なんですよ。そこまで求められていないんだったらいったん降りよう、、、と思いました。他にも楽しいイベント事はたくさんありますもんね。
今まで出演してくれた愛すべきミュージシャンの方々や、『LOVE YOU LIVE』に足を運んでくれて出逢えた方々には申し訳ない気持ちもあるんですが、うちはライブハウスではないので、どうかそこはご理解下さい。今後は今一度、自分自身に力をつけてまた違うやり方を考えてみます。
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